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アミノ酸?いいとは聞いたことがあるけど…

2024年5月8日


アミノ酸とは、タンパク質を構成する最小の成分のことです。

アミノ酸は全ての生命の素で、地球上のあらゆる動物や植物もアミノ酸が作り出すタンパク質から出来ています。体を構成している細胞や、DNAもアミノ酸から作られています。

アミノ酸は、現在確認されているだけで、約500種類ほどあり、その中でも、人体を構成しているアミノ酸は約20種類です。その20種類のアミノ酸のうち、人の体内で合成できるアミノ酸が10種類です。

残りの10種類の合成できないアミノ酸は、「必須アミノ酸」と呼ばれ、食事やサプリメントで摂取しなければならないのです。

必須アミノ酸が不足すると、疲労の回復や、体組織の回復がうまくできなくなり、いろいろな病気の原因になります。必須アミノ酸は、普通に食事している場合は不足することはありませんが、食事制限している人や偏食の人、高齢者は不足しやすいでしょう。

 

アミノ酸効果とは?

筋力と体力の向上

アミノ酸は筋肉の合成を促進し、持久力をアップさせます。特に、BCAA(分岐鎖アミノ酸)は筋肉合成の促進や分解抑制、疲労の軽減に深く関わっています

脂肪燃焼促進

脂肪燃焼系アミノ酸は、体内の脂肪をエネルギーとして燃焼しやすくします。リジン、メチオニン、プロリン、アラニン、アルギニンなどが含まれます

疲労回復

運動によって損傷した筋肉の回復に役立ちます

免疫力の向上

粘膜の機能や免疫細胞の活性を高め、免疫力をアップさせます

脳の機能活性化

脳の代謝を促進し、集中力を高めたり、記憶や神経系の機能を向上させたりします

美肌・美髪効果

肌や髪のうるおいを保つはたらきをします

リラックス・睡眠効果

ストレスを軽減したり、睡眠を改善したりします

 

ではこのアミノ酸をどうとればよいのか?となります。体の中で合成できないものは食事からとるしかありません。オススメの食材として

鶏肉: 鶏むね肉、鶏レバーなどはアミノ酸スコア100であり、タンパク質も豊富です。
豚肉: 豚ヒレ肉もアミノ酸スコア100であり、良質なタンパク源です。
: アジ、鮭、カツオ、イワシ、サバなどの魚はアミノ酸スコア100です。
大豆製品: 大豆、豆腐、納豆、豆乳、おから、厚揚げなどはアミノ酸スコア100です。
プロテイン: 牛乳や大豆から抽出したプロテインもアミノ酸スコア100の食品です。

主食や野菜類もアミノ酸を含んでいますが、アミノ酸スコアは低めです。白米やパン、じゃがいも、トマト、ほうれん草などはバランスを考えて摂ることが重要です。

アミノ酸をバランスよく摂るために、肉や魚をメインにした料理や大豆製品を活用した料理を試してみてください。また、筋肉アップを目指す場合や体調が悪いときにはサプリメントやプロテインも検討してみてください。

アミノ酸の摂りすぎについては注意が必要です。アミノ酸は体内でタンパク質を合成するために必要ですが、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

以下にアミノ酸の摂りすぎに関するポイントをいくつか共有します:

アミノ酸の種類: アミノ酸は20種類以上ありますが、そのうち9つは「必須アミノ酸」と呼ばれ、食事から摂取する必要があります。これらの必須アミノ酸をバランスよく摂ることが重要です。

タンパク質過剰: 過度なタンパク質摂取は、腎臓への負担を増やす可能性があります。特に高タンパク質のダイエットを行っている場合は注意が必要です。

サプリメントの摂取: アミノ酸サプリメントを摂る場合、過剰摂取に注意してください。サプリメントは食事からの摂取と併用することが理想的です。

個人差: アミノ酸の必要量は個人差があります。年齢、性別、活動レベル、健康状態などを考慮して適切な量を摂るようにしましょう。

適切な量については、性別・体格・運動量など個人差によって違います。

医師や栄養士、またはパーソナルトレーナー等に相談し適切な量をとることをおすすめします。