皆さん、こんにちは。
日々ボニーズのブログのご愛読ありがとうございます。
「睡眠は重要だ」とはよくいわれることですが、一体何が重要なのか疑問に感じている方もいるかもしれません。質の高い睡眠をとるためには、まず睡眠の重要性を理解することが大切です。
ここでは、睡眠が重要である理由をわかりやすく解説します。普段意識することがない睡眠中に、体内ではどんなことが起こっているのでしょうか。
理想的な睡眠時間や睡眠の質を向上させる方法など、睡眠の効果をしっかり得るためのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
理想的な睡眠時間は6時間以上8時間未満
厚生労働省が示す「健康づくりのための睡眠指針2014」では、6時間以上8時間未満の睡眠をとる方が約6割を占めることから、理想の睡眠時間は6時間以上8時間未満(※)としています。
季節や年齢などによって必要な睡眠時間は異なるため一概にはいえませんが、6時間以上8時間未満を一つの基準にすると良いでしょう。
年齢を重ねると、早寝早起きになって睡眠時間が少なくなるのは自然なことなので、過度に心配する必要はありません。昼間に眠気で困らない程度の睡眠をとることが大切です。
なお、自分にとって必要な睡眠時間を確保することは大切ですが、ただ単に長時間寝れば良い訳ではなく、睡眠の「質」を高めることも意識しましょう。
睡眠の質が低下すると、睡眠の役割である疲労回復や記憶の定着、ストレス解消などができなくなる可能性があります。すると、生活習慣病に繋がるリスクがあるうえに、症状を悪化させることもあるため注意が必要です。
睡眠のメリットについて
よく寝た方がいいというのは聞きますが、果たしてどんな効果があってそう言われているのかご存じでしょうか?ここでは睡眠のメリットについて紹介したいと思います。
●身体の疲労回復
多くの方が実感できるメリットが身体の疲労回復です。人の身体は起きていれば、意識しなくとも常に働いている状態になっています。
特に日中の交感神経が優位な状態だと、より活動的になります。
交感神経が優位になることで、血糖値や脈が上がり、筋肉の働きなどが活発になります。脳の集中力も上がるので、仕事が捗るというわけです。
逆に睡眠中は副交感神経が優位になります。そうなると、血圧や脈は落ち着いてくるのです。もちろん睡眠中が全部そうなるというわけではありません。
起床時間が近づくにつれて、血圧や脈は上昇していくことが確認されています。
こうして起きているときの、疲労を寝ている間に回復し、明日の準備状態に入るのが睡眠のメリットです。
●成長ホルモンの分泌を促す
寝る子は育つという言葉があるように、睡眠中には成長ホルモンが多く分泌されています。成長ホルモンの役割は、身体の成長や細胞の修復、代謝調節などを促すことです。
睡眠中は均等に分泌されるわけでなく、寝始めの第一周期に一番分泌されます。そのため、寝始めの睡眠の深さには特に気をつけなければなりません。
成長ホルモンと聞くと身長が伸びたり、骨格の形成だったりということに目がいきがちですよね。
しかし、大人になっても重要な役割を果たしていて、細胞の修復などに役立ちます。つまり、アンチエイジングホルモン(抗加齢ホルモン)でもあるのです。
●免疫力の向上
睡眠をとることによって、免疫力の向上や維持が見込めます。
十分な睡眠が取れていないと、ホルモンバランスが崩れ、免疫機能の働きが悪くなってしまうのは多くの方が知っていますね。寝ないと病気にかかりやすくなるのはこのためです。
実際に風邪やインフルエンザが流行る時期なんかは、寝不足が原因でかかる方も多いと言われています。 ※1
睡眠時間が短くなると、ウィルスに感染しやすくなることも、実験で証明されています。また、予防のワクチンや薬を飲んでも、しっかりとした睡眠がとれていなければ効果が薄くなることもあるようです。
このように睡眠は私たちの健康に欠かせないものとなっています。
寝るタイミングや時間においては人それぞれとなりますので、必ずしも完全にコントロールできるものではありません。
今回の紹介を1つの参考として、良質な睡眠について意識してみてくださいね。